【背景】
駅にほど近い位置に建つアパート。建設からかなりの時間が経過していて、老朽化も進み、今の生活スタイルやニーズとのずれから、クライアントは新しい活用法を模索されていました。
リサーチを通して、敷地の周辺には学校などの文教施設が多く、駅前ということもあり、宿泊施設やSOHOとしてのニーズも期待できるような空間であることが判明。そこで、こうした潜在的なニーズに合わせて、各室を異なるコンセプトで改修する計画を立てました。
【こだわりポイント】
すべての住戸にサンルームのような屋内テラスを計画。
屋内テラスは外部風の設えとしていて、部屋としても機能する。冬の寒い時期は部屋と屋内テラスを仕切り、暖房効率をUP、夏は大きな1室として機能する。
部屋を屋内テラスで囲む間取、逆に屋内テラスを部屋で囲む間取
吹抜けの屋内テラスでロフト上の部屋がある間取、通り土間の間取りなどがある。
社会情勢に合わせ、非日常性も楽しめる中長期滞在宿泊やSOHOなどへの更なる転用可能性も含んだ空間設計。
【物件概要】
主 用 途 :集合住宅・SOHO
所 在 地 :岩手県盛岡市
改修面積:548.52 ㎡
階 数:2階建
構 造:木造
【プロジェクトメンバー】
意匠設計:NoMaDoS / 五十嵐理人